阪神淡路大震災から31年が経ちました。
私も神戸市に住んでいたので被災しました。
幸い家族は全員無事でしたが、近所の知り合いは亡くなられた方もいました。
自宅も損壊し避難生活も経験しました。
地震は本当に突然来るものです。避けられません。
けれど、日々災害に備える体制を整えておくことで、万が一のときに少しでも気持ちの余裕ができます。
私が防災や災害時の備蓄について同年代よりもかなり大掛かりにしているのは阪神淡路大震災の教訓でもあります。
また、災害を経験していない子供たちに、いかに神戸が大変な状況だったのか、災害に備えてどんな準備が必要なのか、をしつこいほど話をして地震を風化させないようにしています。
もしも選べるなら絶対に来て欲しくない大災害ですが、いつか来たるべき日に備えてこれからも阪神淡路大震災のことを忘れずに日々を過ごしていきたいと思っています。
日ごろからできる地震への備え
災害はいつ起きるか予測することができません。
とくに地震は、私たちの暮らしに大きな影響を与えます。
いざというときに命を守るためには、日ごろからの備えが何よりも重要です。
この記事では、家庭でできる防災対策の基本をわかりやすくご紹介します。
1. 家族で「防災会議」を開こう

災害発生時に慌てないためには、家族全員で役割を決めておくことが大切です。
事前に話し合い、次のような行動を誰が行うかを共有しておきましょう。
- ガス・電気の元栓を止める
- 子どもや高齢者の安全を確認する
- 家具や危険箇所の確認
- 情報収集(テレビ・ラジオ・スマートフォン)
- 出入口や避難経路の確保
- 非常持ち出し品の準備
- 家族間の連絡方法の確認
一人ひとりが自分の役割を理解しておくことで、冷静な行動につながります。
2. 家の内外の危険をチェックする

災害時の被害を少しでも減らすためには、住まいの安全対策が欠かせません。
日ごろから以下の点を確認しておきましょう。
- 背の高い家具や家電は転倒防止器具で固定
- 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る
- 出入口や通路に倒れやすい物を置かない
- 玄関までの動線を確保する
- 屋根や外壁、ブロック塀の安全点検
- 側溝や排水溝の掃除を行い、水の流れを良くする
定期的な点検が、被害の軽減につながります。
3. 非常持ち出し品を準備しよう

災害が発生すると、救援が届くまで自力で生活しなければならない場合があります。
そのため、非常持ち出し袋と家庭内備蓄を準備しておきましょう。
非常持ち出し品の例
- 飲料水、非常食
- 懐中電灯、予備電池
- 携帯ラジオ
- モバイルバッテリー
- 救急用品
- 衣類、防寒具、雨具
- 現金、身分証明書のコピー
- 常備薬、衛生用品
中身は定期的に確認し、食品や電池の期限切れに注意しましょう。
4. わが家の防災マップを作ろう

家族全員が共通認識を持つために、防災マップを作成することをおすすめします。
- 避難場所の確認
- 複数の避難ルート
- 家族の集合場所
- 連絡が取れない場合の対応方法
紙に書いて見える場所に貼っておくと、いざというときに役立ちます。
5. 情報収集と連絡手段の確保

災害時は、正確な情報を早く得ることが重要です。
- 天気や災害情報の確認方法を決めておく
- 防災アプリや緊急速報メールを活用する
- テレビやラジオをすぐ使えるようにする
- 災害用伝言サービスの使い方を家族で確認しておく
通信障害に備え、複数の情報手段を確保しておきましょう。
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地震火災の事例
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地震では家屋の倒壊や津波被害だけでなく、火災などの二次災害も深刻です。
2024年1月能登半島地震では、電気が原因で火災が発生し、240棟が焼損しました。
建物倒壊による消防車の進入困難や、地面の隆起や川の水位が低下など消火の水源確保の難しさが被害拡大の要因でした。
また、1995年1月の阪神淡路大震災では、都市ガス漏れや電気復旧時のショートで火災が多発し、建物倒壊により避難が遅れ、甚大な被害が発生しました。
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冬の地震で火災リスクが高まる理由
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地震時の火災は以下のような理由で発生します。
●地震でガス管が破裂してしまい、ガス漏れに気づかずに復旧時に引火
●停電からの復旧時に電気ショートを起こして発火
●避難時のコンロの消し忘れで引火
さらに冬の地震は次の理由で火災リスクが高まります。
●暖房器具から火災が発生する
●冬の強風・乾燥で延焼スピードが加速しやすい環境にある
●積雪のある地域では道路寸断も起こりやすく、消火の手段を得づらい
冬の地震では火災発生・被害拡大のリスクが高まるため事前対策が不可欠です。
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企業が行える備え
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1)感電ブレーカー・ガス遮断装置等の設置
地震感知でブレーカーやガスを遮断する装置を導入し、
定期的に点検を行うことで予防することができます。
2)停電復旧時の安全確認手順の設計電化製品が水没したり破損していないか確認を行います。
復旧時には1つずつ正常に動作するか確認することが重要です。
あらかじめどこから確認するか決めておくとスムーズに対応が可能です。
3)避難時の「電源・火元確認」ルール化
不要な場合はコンセントから電気プラグを抜いておくことや、避難時にブレーカーを落としたことを確認するといった手順をあらかじめ決めておくと安心です。
また、火災で資産を失った場合への備えを行うことも必要です。
●火災保険の確認・見直しを行う
●代替拠点やリモートでの勤務体制の確保を行う
事前に備えて地震の際にも落ち着いて行動できるように準備しましょう。









